加圧トレーニングのメカニズム

加圧トレーニングによって、体内におけるさまざまな効果が得られます。

1)適切な血流制限と血行促進

加圧によって適切に血流を制限することで普段あまり使われていない毛細血管にまで行き渡らせることができ、血流循環が良くなるため、血行促進に役立つ。さらに血管の拡張・収縮機能も高まり、血管の弾力性も向上してくる。

メカニズム 図1

2)血管内皮細胞とNO(一酸化窒素)の分泌

NO(一酸化窒素)は血管内皮細胞から生まれ、血管の弾力性を取り戻す働きを持っています。加圧トレーニングを継続的に行うと、このNOが分泌されるようになり、血管が若返るのです。

メカニズム 図2

NO〔Nitric oxide〕(一酸化窒素)とは

主に血管の内皮細胞で作られ、太い血管に作用し血管の筋肉をリラックスさせる働きがあります。動脈を通る血液は、酸素や栄養を体のすみずみまで運ぶ役割を担っていますが、NOはその血管を柔軟にして血流をコントロールすることで、健康維持に欠かせない酸素や栄養をスムーズに運ぶ働きを高めます。血管内皮細胞から産生されるNOには、血管拡張作用、血小板凝集抑制作用、白血球が血管内皮細胞に接着したり内皮細胞下組織に浸潤するのを防ぐ作用、血管平滑筋細胞の増殖を抑制する作用などがあります。また、一酸化窒素は神経伝達物質としても働きます。シナプス間隙のみで働く多くの神経伝達物質と異なり、一酸化窒素分子は広い範囲に拡散して直接的に接していない周辺の神経細胞にも影響を与えます。このメカニズムは記憶形成にも関与すると考えられており、1998年のノーベル生理学・医学賞は一酸化窒素のシグナル機能の発見によりF・ムラド、R・F・ファーチゴットとL・イグナロに授与されました。

3)血中乳酸濃度の上昇と成長ホルモンの分泌促進

加圧をかけてトレーニングすると負荷が軽くても筋繊維の動員率が高まり、血液中の乳酸濃度が猛烈に上昇する。この乳酸が筋肉内にあるレセプター(受容体)を刺激、脳下垂体から成長ホルモン、ノルアドレナリンを分泌促進します。

メカニズム 図3

成長ホルモンとは

その名の通り、カラダの成長を促すホルモンで体脂肪を分解する、筋肉をつくるなどの働きがあります。

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